2006年09月のお知らせ・コラム
2006.09.02
ねがいの樹奉納
朝10時過ぎに、諏訪大社に到着しました。 ねがいの樹は、結果として4本の樹になりました。そのまま包んで我がアトリエに来ました。プクプクと私は呼ぶビニールエアマットに包んだまま奉納は無理かなと、悩みました。そこで枝ごとに分解して、紙袋に納め、持参した訳です。 御田町おかみさん会会長の河西さんにご指導いただき、その手順で、まず本殿にお参りをしました。一番はじめの私の願いは「どうぞ多くの皆様がご来場くださいますように」でしたから、私の願いは叶えてもらったんです。まずお礼を申し上げました。続いて大勢の願いが叶いますように心をこめてお願いをしました。 すると、神楽殿で木遣りが始まるよ、と教えられました。 今日は、御柱の木遣り歌が、奉納される絶好の日だったのです。 秋野不矩美術館で多くのご来場者の皆様が参加して完成した「ねがいの樹」は、確かに木遣り歌に送られるチャンスにも巡り会ったのち、諏訪大社下社秋宮に奉納させていただくことができました。大役が果たせ、心底ほっといたしました。多くのご指導くださったみなさまに心から御礼申し上げます。写真は明日アップします。 午後は、社中学校できりえ教室をしました。34人の皆様がはじめてのきりえに挑戦。その後「ほわほわ茶」会。諏訪湖を眺望する高台にある学校には、初秋の風が吹き、2階の窓でフウセンカズラが揺れ、持参したきりえの情景がそのままそこにありました。 今夜は新作花火が打ち上げられる夜。災害が悲しい想い出にあった夏でしたが、一日も早い復興をねがい、気持ちの良い中学校を後にしました。 下諏訪倉庫がすでに壊されて無い空虚にも出会い、現実をみせつけられました。今夜の花火が音と光りでそれら様々な思いを諏訪湖に溶かしていくんだろうな。あああ、秋でした。
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