2008年05月のお知らせ・コラム
2008.05.20
奈良井宿できりえ展
今年は、奈良井宿が重要伝統的建造物群保存地域選定30周年を記念しての展覧会です。思い出すと、私がはじめて奈良井宿の祭りのきりえを創ったのは、この認定を受けるにあたり、総ての民家が図面になり出版されるときでした。その図面をコピーし貼り合わせて和室に町並みを再現しました。その中で小さな一枚の祭り写真を頼りに、聞いた話しを思い出し、百八人を登場させて刻みました。 以来、何枚ものポスターを誕生させ、私のきりえは奈良井宿と共に、歳を重ねたとも言えます。懐かしい方々の思い出が今も鮮明です。 5月25日(日)から漆器祭りの6月6、7、8日のにぎわいの3日間まで開催して終了になります。 会場は「資料館中村邸」と民家として修景が完了した「田中屋」さんです。 日本間での展覧会は、先頃佐久市のかわむら千流荘で連休中に展示。そこでひとつの流儀を発見しました。だから日本間の開催に自信がつきました。 ぜひ、奈良井の絵に奈良井で出会ってください。。私は、25日以外の1日と8日の日曜日と6日(金)には奈良井宿に行きたいと思っています。お待ちしております。
2008.05.07
日本創造教育研究所
そこは、箕面市の国定公園の中にありました。遊歩道はまだ芽吹き間もない紅葉の新緑で、息を飲む空間でした。えっ、ここが大阪?信州にも、ここまで美しい緑の遊歩道があるだろうか。しかも駅からすぐにその道が始まるのだから、ああ、とてもかなわない・・・・。 5階建てのビルを包みこむくらいの大木、新緑のもみじの葉は、まだ空を見せる隙間があり、その透け感が身と心に命の栄養を空から運んでくるよう。添って流れる箕面川のせせらぎがそれをさらにレベルアップしています。 その中程に、山荘があり、目の前は弁財天さまを祀るお寺さんでした。 道の行き着く先には33メートルの滝があるのですよ。 この大自然が、都市のど真ん中にあるのだから、大阪府は奥が深い・・・。オオサンショウウオが棲み、夜にはカジカが啼いているのです。 山荘は、隅々にまで、心配りが行き届いたインテリア。偉人が遺す多くの名言が庭に点在し、奥の茶室で、田舞社長が自らお茶を点ててくださいました。喧噪から隔離し、わび、さびの世界へ誘って、せせらぎが響くこの山荘で「ありがとう」の言葉をあらためて意識しあうことができました。いくら口に出しても出しすぎることの無いのが「ありがとう」だと学んだのです。田舞社長、川本副社長さん、改めてありがとうございました。
2008.05.02
かわむら千流荘
朝のNHKニュースが、佐久展を報じてくれました。昨日準備が完了した所で、撮影をしていただいたおかげです。そうしましたら、佐久支所へ、うちの事務所へ、問い合わせ電話が殺到しました。開場するや、佐久支所から様子を見においでいただき、対応していただくことになりました。感謝です。 探しあてて、大勢の方がおみえくださいました。 その旧家川村邸に今回はじめて「かわむら千流荘」と命名したんですから、臼田の人も知らないワケ。佐久病院の近くからですが、どこでしょうか、という方さえあったんです。お許し下さいね。 佐久市の三浦大助市長も、早々にお見え下さり、良い展覧会なのに、4日までとは短すぎる、とお叱りを。NHKさんからも、同様に苦言が。 5、6日、大阪行きが先に決まっていた事情を、ここでまた繰り返し、お詫びします。 ぜひ、3、4日にお出かけください。 大切にしたい佐久の風景きりえと、その古民家そのものも、大切な佐久の宝もの。会場ではその両方を満喫いただいています。ご希望の方には、作品の販売もできます。ぜひ、このチャンスに、ご自分へのプレゼントをいかがでしょうか。
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