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2011年02月のお知らせ・コラム

2011.02.16

パリの活動開始しました。

もっと寒いかと覚悟して来ましたら、思いの外暖かいパリです。昨日からルアイマルメゾンの展覧会が始まりました。その会場は、市役所に隣接した図書館、メディアテックのカフェです。これは日本には内空間です。ギャラリースペースもあります。カフェには、朝から開店を待つように大勢の市民の皆さんがコーヒーを飲みに見えます。通勤途中の方もいますが、お孫さんを乳母車に乗せた女性が本当に目立ちます。赤ちゃんが多いのです。今は冬休み期間中というので、街中に大勢のファミリーを見かけるので 一層そう感ずるのでしょうか。その皆さんが、カフェの中に用意されている作品展示のポール、壁面、床の間のようなスペースに展示した19作品に目を止めてくれます。このスペースの入口には、天窓付の150坪くらいのロビーギャラリーがあり、その中には、仕切りの無い、管理事務スペースがあります。気軽に声をかけられ、そちらに展示された油絵を鑑賞しています。
展示中は、この効果を実感できず、雑多な会場のイメージでしたが、休日を抜け、オープンしたらこのスペースの威力が実感できました。長野市に欠けていた空間はこれでした。ただ、コーヒーが1,5ユーロという安さ。この魅力は、公的に運営しているから実現することでしょう。この市長さんは国会議員を兼務し、奥様が今外務大臣だそうです。この使用許可も市長さんがされ、ちゃんとやるように担当者に声がかけられているのだそうです。アートが暮らしの中にあるためには、こうしたオープンスペースが、いつも気配りをもって展開されていることが大事なんですね。赤ちゃんの時から、自然に触れているアート。ルーブル、オルセーなど、世界トップのアートにも1メートルの近さで鑑賞できる環境にもあるわけです。
そうした街のあり方にも感嘆しながら、私のパリでの役目スタートです。

2011.02.03

フランス展に

2月13日に出発して、きりえの紹介にフランスへ行ってきます。20年近く前に、フランスからラグビーチームをお招きして、長野市チームとの交流をしました。その時のラガーマンの皆さんが招請してくださり、国際交流基金が助成事業に認め、実現しました。渋紙を使ったきりえを紹介するので、作品展ときりえゼミを実施してきます。
パリの日本人学校での授業も行います。フランスの方々が、どのようにきりえ体験にのぞまれるか、楽しみです。約ひと月の計画。50点ほどの作品を、持っていくため準備の大詰めでいます。
8回目を迎える「長野灯明まつり」の「灯り絵」の審査が5日にはあります。お祭りの情景を、会場で紹介できるように写真などもお預かりし、もう先方へ送ってあります。フランスから灯り絵に応募してくれる作者が出現することを願って、良ーーく指導に努めたいと思います。

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