2012年07月のお知らせ・コラム
2012.07.26
なでしこチームにありがとう!
昨夜は,仕事が一段落したこともあり、途中ちょっと眠くなりながらも,1時まで待ちました。アメリカとの練習試合にあのように点を入れられてしまったことが、他人事に思えず,気になっていて・・・・。ワールドカップの優勝までは、日本らしい小回りの効く動きで、どの試合も、不満が全く無く,楽しませてくれました。 研究し尽くされてしまったら、身体の大きさには、かなわないのかなあ、など、一緒に悩んで考えていたのです。あの俊敏さは、疲れのせいだ、と。 その後、私は絵本の背景にも、なでしこの絵を入れるなど、急に日本らしい花、なでしこにまで愛が芽生えていたほど。 やはり,女子はオリンピックを制しないと、と誰もが金メダルを当然のように口にして出掛けた今回。勝ち星は、オリンピックに弾みをつけてくれました。 特に2点目は、ゴタゴタの中から、ひょいとキャプテンが決めました。 大義見選手に、どうしても追加の3点目を入れてもらいたくて,祈って待って待って。しかしそこまでは、でした。でも、今夜は、日本中が、乾杯をさせてもらうでしょうよ。なでしこジャパン、ありがとう。うちもそうします。ありがとう!
2012.07.25
今年も恒例の
「さがしちゃおう、きりえ」の催しを開催します。北に入り口がある私のアトリエは、どうも、誰もが入るには、ちょっと躊躇うような感じがあるようなんです。駐車場のシャッターがあり、今日はお留守?とも思えそう。何か仕掛けをしなければ,と言うだけ。紺屋の白はかまです。 だから、ご近所にチラシを配布して、アトリエ併設のギャラリーを解放することを告げるのです。どうぞ,お気軽にお出かけください。午前10時から午後6時まで。 仕事は,各自していますが、出来るだけ,涼しい空間にして,お待ちしております。 掘り出し物がありますように・・・・・。
2012.07.13
ねじ花
私の住まいのベランダのウッドデッキは、二階なので過酷な環境。回りに設置したプランターの植物は、寒気で、すっかり枯れました。その過酷なプランターに、昨年も、ねじ花が数本咲いたのです。ありがたいと思いましたね。この花に最初出会ったのは、鹿島槍ヶ岳の麓の河原でしたから。良く私の目に止まってくれたね、と感謝の言葉を言いましたね、その時でさえ。もう、30年以上むかしのことでした。 それが、うちのベランダに舞い降りていたんですから。でも、冬の寒気が凄かったので、数本残っていたシラカシも、枯れ果てて、ヒメジオンが、さびしさを増長して咲いていた6月。7月になって、諦めながら、じっと見てみたら、有ったのですよ、ねじ花が三本。ああ、鳥たちが運んできてくれたのか。ねじねじと咲く小さなラン、ラン、ラン。
2012.07.12
小宮山量平先生とのお別れ
7月10日に、上田市で、小宮山量平先生とのお別れの会がありました。戦争から帰って来たのが、昭和20年。いい国にしなければ、の思いをひとときも忘れず、本を創り、書き語った95歳の生涯を自然に自然に、終えられたという絹枝さんのお話でした。奥様の腕の中で息を引き取られたのだそうです。「おかあちゃん、あまりいい国にできなかったね。」と。まだ日本は、先生の苦言を活かし切っていないままなのに。 つい2年前に、こどもが路地、路地で大きな声を出して遊んでいた上田のお話をしていただきました。こどもが楽しく育っていなければ、日本はどうなってしまうんだ、と叫ぶようなお言葉でした。戦争を体験し、その後の真剣な生き方の小宮山先生をもってしても、この国の異常な動きに、歯止めは掛けられなかったんだなあ、としみじみ思いました。私たちが、何をしたらいいのか。どうやって発言をしたらいいのか。政治が、今のままで、良いはずがないように思えていても打つ手が見えません、はがゆい。毎日がはがゆい。たいした用事が無い私などが、お尋ねしても、ご迷惑だろう、などと遠慮して、エディターズミュージアムに、伺うことが少なかった自分を 悔やんで悔やみ切れないその夜になりました。
2012.07.06
夏蕎麦の花
今はもう夏蕎麦の花の最盛期が過ぎたでしょうか。山に白い海ができたように、風で揺れ動く蕎麦畑を眺めていると、時間の経つのを忘れます。 さくら国際高校で、たいへんお世話になっている倉乃というお蕎麦の店が、別所へ向かう通り、舞田信号の近くにあります。蕎麦の栽培を真田地域で、8000坪も手掛けているのだそうです。霧の立つ地域だから、ここでの栽培を決めたのだそうです。 霧下で実った地粉で打つ倉乃のお蕎麦は、確かなコシがあります。むかし生家でおばあちゃんが打ってくれたお蕎麦と同じ風味と色味。オーナーは言います。喜んでもらえれば良いのよ、儲かるなんてとてもとても、と。この「良心の味」は食べに行かないとソン、と今日思いましたね。 趣味が高じて店まで持ってしまったオーナー夫妻が登場する「蕎麦のひろがり」という絵を、納めさせてもらいました。絵を観に行ってくださいますか、ぜひ。
2012.07.02
おかあさんコーラス
金沢市で開催された中部大会に参加した。今年は、全国大会への出場権が無い年なので 参加して励みをいただくのが目的、県花賞。信長貴富作品の「ずいずいずっころばし」 「あんたがたどこさ」、それと三つの地方の子守歌を混ぜて、合唱で表現したすごい曲を歌った。ゆりの花とお蔵にたたずむネズミをデザインした衣装を特別に仕立てた。 大きな油単というか風呂敷の間に身を包み込むような大胆なもの。着丈が足首までの長さだった時は、ギリシャの哲学者が集まってこれから会議に向かうという雰囲気。これでは、歌のイメージには重かった。それで丈を短くしたら、ぴったり。8センチの丈ツメをしただけで、こんなに変化するとは、面白い発見だった。ケイタイで写真を撮ることにも気が回らない程、ひたすらの団体行動。歌劇座の舞台での写真は、やがて、プロの写真で届く。新鮮だ、と誉めてくれるヒトが多かった。衣装賞は無かった・・・・。
2012.07.01
佐久創造館のゼミ
もう、このゼミは、お世話をしてくれる方々のおかげで、10年近く続いてきた。それは、せめて私が球根を埋めてあり、そこから今の全てが始まっている地域で、この小さな創作ではあるが、やって見たいと思うヒトがいるならば、お役に立ちたいと思うからである。私の「きりえ」は、下図は、スケッチを元に、デザインをするところに、妙味があると自負している。スケッチを持って参加さえすれば、それを渋紙に刻むための下図にデザイン出来る。写真を元にそこからスケッチをおこしても、それが下図になる。デザインという創作が、そのヒトらしさを最も表現出来る「個性」となる。この研磨はきりえに留まらず、暮らしのデザインにも、その知恵が活きて来ると、私は思っている。暮らしをデザインすることは、人生を上手に生きる知恵をも磨く。シンプル イズベスト、と言われるが、省略が上手になると、無駄が見えてくる。それは、エコにつながる。着こなし、家庭の味創り、休日の過ごし方まで、デザイン力は、幸せを自分らしく育ててくれる。満足感こそが、幸せの原点なのだから・・・・・。 そのゼミは、ふるさとに甘えて、私は、子連れを超えて、孫連れにまでなっている。
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