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2014.07.08

永六輔さん下諏訪へ

昨日は、武井秀夫医師の夢の実現でとして明治蔵美術館が「永六輔寄席」で開館した。午後1時過ぎに、下諏訪駅に車椅子で降り立った永六輔さんは、やはりやつれたご様子であったが、ここまで来たよーーという喜びが満面にあふれて見えた。
明治蔵は、まだ充分に整頓されてはいなかったが、七夕に日を選ばれた永さんの粋な計らいを受けて、下諏訪温泉の女将さんたちが七夕飾りを用意して出迎えた。大勢の親しいご友人が集まった人数は80人強。永さん先頭に開門!で、開館が実現した。
集まった皆さんの前に座ると、パーキンソン病だよ、と何度もお葉書を下さっていた永さんは、その病いからは想像もできない程のパワーが現れた。交通事故で車ごと横転し、それで、また口の滑舌が良くなった、とまで冗談を言い、憲法の大切さ、医療施設のリハビリなどのエピソードを論じ、私はパーキンソン病のキーマンです、と結ばれた。集まった私たちが、大きな勇気をいただいた。

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