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2019年04月のお知らせ・コラム

2019.04.30

草笛を吹く少年を支える母子像

今日は、東御市ケアポーとみまきで、母子像の除幕がありました。25年前に、このオープンに際し、私が創らせていただいた「草笛を吹く少年像」を支える母子像という設定で、今日除幕になったのです。東京藝大の副学長保科豊巳先生が、この一帯の皆さまの宿願を請け、見事に完成させての建立です。穏やかで優しい母子像は、台座の石さえも永年の水がつくる優しさを見せ、周りのさくらの花びらやケヤキの新緑も、この慈愛に満ちた母子像の登場を待ち望んでいたに違いなく、そっとそよぎ、舞っていました。
この像には、101歳の日野原重明先生が、すでに名称を揮毫してくださってあったのです。この施設の創設委員会座長として、クオリティ・オブ・ライフを全国に先がけ実践させた記念すべき誇りが込められているようです。保科先生と母子像の前で写真に収まりました。撮影者は、保科夫人でしたーーー。

2019.04.29

無言館成人式に参列

今年のゲストは、ゴリラの山極寿一先生だよ、とお誘いを受け、参列させていただきました。コカリナ奏者の黒坂黒太郎・矢口周美さん夫妻も、毎年かけつけられているそうです。県内県外から26名。この場の成人式を選ばれた皆さまが、愛おしく感じられました。
私の背後霊は、ゴリラですといい、山極先生は、全員にゴリラからの言葉を贈られたそうです。有るがまま自然を感じられるように生きて欲しい、と。窪島さんは、すぐれない体調を押して咳き込みながら自作の詩を贈られました。無言館は、じっと見守り・・・・・。さくらの花びらが、空間や、大地にメッセージを描いているように感じました。
黒坂夫妻は、作詩/谷川俊太郎、作曲・武満徹になる「死んだ男の残したものは」を演奏されたのですが、その歌を聴いた成人のお一人が、涙を溢れさせたのだそうです。そのようなお話も聞き、午後のコンサートは、成人式の余韻を深めてくれました。この素晴らしい時間を共有させていただいたことに心から御礼を申し上げた日になりました。

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