2020年11月のお知らせ・コラム

2020.11.27

自粛の中で

４月から展覧会を延期し、自粛の年でしたが、本が２冊発刊になりました。その一冊は「健康長寿100歳時代の生き甲斐づくり』です。沖縄の100歳の皆さまを、訪問し研究し続けている琉球大学名誉教授の医師鈴木信先生のお手伝いでした。
世界には、「ブルーゾーン」と称される健康長寿地域が５カ所あります。そのパイオニアが沖縄です。次の地域が認定されるならばそれは長野です、が鈴木先生の口癖。そこで、健康長寿のルーツを探る取材を引き受け、一例を記述しました。身近な病院にもその息吹のあることを、実感させられます。この健康長寿の生き甲斐が詰まった一冊は玉手箱です。「生き甲斐の知恵」を探して欲しいです。

2020.11.22

久しぶりの日記です。

家の中庭のヤマボウシは、この写真の二枚を残し、すべての葉が落ちました。家の回りの大量の落葉を、幸い暖かかった１９日午前中に、思いきって袋に詰めました。大黒さまが担ぐくらいの大きな袋が８袋。この葉たちは、今年の異常な社会の問題をどう眺めていたのか。こんな試練の年があるんだなあ、と嘆きながら散ったのでしょう。
いくつか土の面を残してありますが、そこは、さぼった夏の間に、悲しいかなスギナに占拠されてしまいました。もう、打つ手はないのかも。諦めないで、立ち向かう術をさがすぞーーと、この残った二枚の葉を見つけ、話しかけている日曜日です。
ここまで生きて初めて体験した不可解極まる複雑な年がもうひと月余りになりました。